カプリス・デ・デュー

「神様の気まぐれ」と名付けらたチーズ。さすがフランス、お洒落なネーミングです。
白カビタイプのチーズでカマンベールとよく似た味わいですが、牛の生乳に生クリームを加えて作るダブルクリーム製法で作られるため、カマンベールよりも濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。


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天使のイラストが描かれたかわいらしいパッケージ。楕円形というのは珍しい。
 

基礎データ

産地:フランス シャンパーニュ・アルデンヌ圏
種類:白カビ
原料乳:牛
乳脂肪量:60%以上

値段・買えるお店

125gで定価はおよそ1,200円程。チーズ専門店だけでなく、輸入食材を扱っているスーパーなどにも並んでいます。700円前後で購入できるお店が多いです。
先日、カルディでミニサイズのカプリス・デ・デューが売られているのを見ました。おそらく50gくらいの量で、天使の絵柄はありませんが楕円形の箱入りでした。値札が付いていなかったので価格不明ですが、食べ切りサイズで使い勝手が良さそうでした。その後、見かけないのでレアな商品なのかもしれません。今度見つけたら絶対買おうと思っています(^^)




見ため・味わい

表皮は綿毛のような白カビに固く覆われており、色は真っ白に近いです。
クリーミーで、おだやかな味わい。突出したクセもなく、酸味や塩気もほとんどないので、チーズを食べなれた方はちょっと物足りないかもしれませんが、外国産のナチュラルチーズを食べ慣れていない方でも抵抗なく楽しめるチーズではないでしょうか。

完熟の状態よりも中心に芯がやや残るくらいが食べごろです。
脂肪分が多いので、冷蔵庫から出してすぐに食べるより常温で少し置いておいた方が、中がトロリと溶けて一層おいしくいただけると思います。

付け合せなど

そのまま食べても美味しいですし、パンにのせたりサラダやリゾットにしたりと、料理にも使えます。塩分の薄いタイプのチーズなので、生ハムやスモークサーモンなどの塩気の強いものと合わせても美味しいと思います。

ワインに合わせるなら、どんな赤ワインにも合うと思いますが、ライトボディのほうがよりチーズの味わいを楽しめると思います。フルーティな白ワインでも良さそうです。


私は大胆に半分に切って、そのままフォークでカットしながら食べちゃいましたが、1㎝幅くらいにスライスしてお皿にのせると見栄えも良いのではないでしょうか。
ワインは、チリのコノスル・レゼルバ、カベルネソービニヨン。我が家のガブ飲みワインの定番です。 


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感想・まとめ

コクのあるリッチな味わいが特徴のカプリス・デ・デュー。ダブルクリームチーズの草分け的な存在で、フランスの人々に50年以上にわたって愛されてきました。
比較的リーズナブルですし、クセがなく食べやすいので、日常的に気軽に楽しめるチーズだと思います。

バターのように濃厚でクリーミーな味わいは、ホームパーティなどでも喜ばれるのではないでしょうか。